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11月経常黒字は前年比で9カ月連続減 [経済指標]

昨年11月の日本の経常黒字額は前年同月比で6割強減少した。
黒字幅縮小は9カ月連続。
原油価格の急落や内需低迷を受けて輸入額が減少した一方、欧米向けに加えてアジアや産油国などの新興国向けの輸出が急減したことから輸出額が過去最大の減少額を記録し、貿易収支が3カ月ぶりに赤字に転じたことが主因だ。

財務省が13日発表した11月の国際収支状況(速報)によると、同月の経常収支の黒字額は前年同月比65.9%減の5812億円となった。このうち貿易収支は934億円の赤字だった。これに対し、所得収支の黒字額は同15.5%減の8447 億円。

金融危機の実体経済への負の影響が急速に広がるなか、自動車や電機といった代表的な産業から中小・零細企業に至るまで企業は国内外の急激な需要後退に見舞われている。
こうした事態に企業は減産強化や投資の見送り、非正規従業員の契約打ち切りなどに出ているが、中でも輸出依存度の高い企業は世界景気の急速な冷え込みをまともに受けている。

カリヨン証券の加藤進チーフエコノミストは「円高の影響と既往の原油高が貿易収支と所得収支の減少につながっている」と指摘。また、貿易収支の赤字について「自動車や半導体など日本の主軸となる輸出産業が世界的な景気の流れのなかで、大幅に需要が縮小している。日本のリセッション(景気後退)がさらに深まっている」とする一方で、所得収支については金利低下による海外投資の縮小も投資収益の受け取りの大幅減につながったとしている。

11月の貿易収支をみると、輸出額は前年同月比26.5%減の5兆623億円と2カ月連続で減少。
減少幅は現行の統計と比較可能な1985年以来、最大の下げ率となったほか、減少額も1兆8218億円と過去最大となった。
輸入額は原油などの資源価格の下落を受けて同13.7%減の5兆1557億円と2007年9月以来、 14カ月ぶりに減少したものの、輸出の急減速を受けて黒字回復に至らなかった。

一方で、所得収支も海外子会社の業績悪化や金利低下、円高を背景に前年同月比15.5%減の8447億円と2カ月連続で減少した。

11月の貿易統計確報(通関ベース)では、同月の貿易収支は、28年ぶりに赤字に転落した10月に続いて2252億円の赤字だった。
輸入額は前年同月比 14.4%減の5兆5505億円と14カ月ぶりに減少。
一方で、アジア向けが急減した輸出額は同26.7%減の5兆3254億円と過去最大の落ち込みとなった。

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