11月都心オフィス空室率4.56％、３年強ぶり水準

オフィス賃貸仲介業の三鬼商事が11日に発 表した2008年11月末のオフィス空室状況によると、東京・千代田区など都心５区の平均空室率は4.56％と、2005年８月の4.57％以来３年３カ月ぶりの高水準となった。
空室率は10カ月連続の上昇で、前月は4.30％だった。

金融市場の混乱や景気の先行き懸念から企業は人員採用を抑制したり、オフィススペースの拡張に慎重になっていることが、空室率の上昇傾向につながっている。
オフィスビル市場の先行きに不透明感が強まってきた。

11月末の大阪ビジネス地区の空室率は6.48％と前月比で0.46ポイント上昇した。

東京ビジネス地区の平均賃料は11月末時点で3.3平方メートル当たり２万2347円と前月比で0.94％（212円）低下した。
同賃料は３カ月連続で低下し、賃料相場の上昇に歯止めがかかってきた。
前年同月比では同2.92％（634円） 上昇した。

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