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10月の経常黒字は前年比で8カ月連続縮小 [経済指標]

10月の日本の経常収支黒字額は前年比で半減し、8カ月連続の縮小となった。
米欧を中心とした世界経済の減速に伴う輸出の不振が響き、貿易収支が大幅に悪化したのが主因。
所得収支も世界的な株安・円高を背景に2カ月ぶりに黒字幅が縮小した。

財務省が8日発表した10月の国際収支状況(速報)によると、経常黒字額は前年同月比56.5%減の9605億円となった。
このうち、貿易収支の黒字額は同 87.2%減の1458億円、所得収支の黒字額は同16.3%減の1兆2091億円。

貿易収支は原油などの資源価格が前年を上回ったことから輸入額が13カ月連続で増加した一 方で、輸出額は米国や欧州連合(EU)向けが引き続き減少したほか、アジア向けも減少に転じ、4カ月ぶりにマイナスとなった。
所得収支は直接投資収益、証券投資収益ともに低調だった。
9月半ばの米大手証券リーマン・ブラザーズ破たん以降の金融不安の深刻化の影響で世界経済は急速に悪化しており、外需頼みの日本経済は一段と厳しさを増している。

カリヨン証券の加藤進チーフエコノミストは所得収支の黒字幅減少について「円高の影響が強く出た。実効レートでみても大幅に円高になっており、予想外に大きく円ベースでの投資収益の受け取りの減少の形で出ている」と指摘。貿易収支の先行きに関しては「世界貿易の取引量の縮小が出てくる。数量ベースの減少に加えて、円高による金額ベースの受け取りの減少の両面から、輸出金額総額として落ち込みがはっきりしてくる」との見方を示した。

貿易収支をみると、輸出額は先進国向けだけでなく中国を含むアジア向けも減少に転じたことから前年同月比7.3%減の6兆5925億円。
輸入額は原油価格の下落傾向を受けて同8.0%増の6兆4466億円と、5カ月ぶりに増加幅が1けた台にとどまった。
同省は11月以降、輸入額が減少に転じる可能性があるとの見方を示した。

また、サービス収支は2777億円の赤字。
旅行の赤字幅が縮小したことから、全体の赤字幅は前年同月に比べ4.2%縮小した。
季節調整済みでみると、10月の経常黒字額は前月比14.7%増の1兆1132億円、貿易収支は1183億円の黒字だった。

10月の貿易統計確報(通関ベース)では、貿易収支は677億円の赤字だった。
10月に赤字に転落したのは1980年以来28年ぶり。
輸出額は同7.8%減の6兆9238億円と4カ月ぶりに減少、輸入額は同7.4%増の6兆9915億円と13 カ月連続の増加だった。

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