ＮＺ：11月の住宅価格は6.8％下落

ニュージーランド（ＮＺ）の11月の住宅平均価格は、前年同月比で6.8％下落した。
国内のリセッション（景気後退）と世界的な金融危機の影響で、買い控えが増えた。

クオータブル・バリュー・ニュージーランドが８日発表した資料によれば、 11月の下落率は2005年の同統計開始以来で最大。ただ、10月も同率の下落で、下げが前月から加速しなかったのは、過去１年３カ月間で初めて。

融資状況がますます厳しくなった上に、失業増加で国民の心理が悪化するなか、住宅価格下落により景気後退局面が長期化することがあらためて示唆された。
ＮＺ準備銀行のボラード総裁は先週、市中銀行に対し、消費者向け貸出金利を引き下げるよう促した。
同総裁は需要回復を図り、７月以来、政策金利を計3.25ポイント引き下げている。

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