７月のユーロ圏サービス業景気指数

英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ（ＲＢＳ）が24日発表した７月のユーロ圏サービス業景気指数（速報値）は48.3と、前月の49.1から低下した。
製造業景気指数も47.5と同 49.2を下回った。
過去最高水準にある原油相場とユーロ上昇が経済への重しとなったことを受け、いずれの指数も２カ月連続で生産活動の拡大と縮小を分ける50 を下回った。

サービス業景気指数と製造業景気指数を合わせた総合指数は47.8と、前月の 49.3から低下した。

欧州経済は減速しつつあり、ユーロ導入の1999年以来で初のマイナス成長となる可能性がある。
インフレ加速を背景に欧州中央銀行（ＥＣＢ）が政策金利の引き上げを余儀なくされた一方で、対ドルで過去最高値を更新したユーロが輸出企業に打撃を与えるとともに、燃料コスト上昇が消費者の購買力を圧迫している。

バンク・オブ・アメリカの欧州経済責任者、ホルガー・シュミーディング氏（ロンドン在勤）は「景気拡大はほぼ停止するだろう」と述べた上で、「ＥＣＢは利下げせずに乗り切るだろう」との見方を示した。

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