米ＭＢＡ住宅ローン申請指数

全米抵当貸付銀行協会（ＭＢＡ）が２日発表した６月27日までの１週間の住宅ローン申請指数（季節調整済み）は、前週比3.6％上昇の477.4となったが、依然として2002年４月以来で２番目の低水準にとどまった。
ここ６年余りでの最低水準だった前週（9.3％低下の461.3）から上昇に転じたものの、住宅購入希望者が市場に戻ってくるとの確信をもたらすには至らない。

ＭＢＡによれば、購入指数は342.8と、５年ぶり低水準だった前週の333.4 から2.8％上昇した。
借り換え指数は4.7％上昇の1269.2（前週は1212.2）と、ここ６年で２番目に低い水準にとどまった。

グローバル・インサイトのチーフ米国エコノミスト、ナイジェル・ゴールト氏は統計発表前に「住宅購入希望者は価格がさらに下落するのを期待している」と述べ、「売れ残り住宅在庫が依然としてかなり大量にある」と指摘していた。

住宅ローン30年物固定金利は平均で6.33％と前週の6.4％から低下した。
15 年物固定金利は平均5.9％と、前週の5.95％を下回った。
一方、変動金利型住宅ローンの１年物金利は7.14％と、前週の7.09％を上回った。

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