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4月の貿易統計速報 [経済指標]

4月の日本の輸出額は前年同月比で4割近くの大幅な減少が続いたが、世界経済の持ち直しの動きや海外での在庫調整の進展を背景に減少率は2カ月連続で縮小し、回復傾向を示した。
貿易収支は3カ月連続の黒字だった。

財務省が27日発表した4月の貿易統計速報(通関ベース)によると、貿易収支(原数値)は690億円の黒字となった。
輸出額は前年同月比39.1%減の4兆1969億円と7カ月連続で減少したが、減少率は3月の45.5%減から改善し、市場予測を上回った。
輸入額は同35.8%減の4兆1280億円と6カ月連続で減少した。

季節調整済みで見ると、4月の輸出額は対前月比1.9%増と2カ月連続で増加。

今年2月に同49.4%減と過去最大の減少率を記録した。
しかし、3月には季節調整済みの輸出額が前月比で10カ月ぶりに増加し、4月もプラスを維持するなど、極端な落ち込みには歯止めが掛かっている。
政府は5月の月例経済報告で、輸出の判断を「大幅に悪化している」から「下げ止まりつつある」に上方修正した。

同省では、急激な輸出の落ち込みに歯止めは掛かったと指摘。
ただ、原油価格の上昇に伴う輸入額の増加要因もあり、貿易収支の黒字が続くかどうか予断を許さない状況にあるとしている。

4月の輸出動向を地域別に見ると、アジア向けが前年同月比 33.4%減と3カ月連続で減少率が縮小した。
中でも中国は1月の同 45.2%減から同25.8%減と19.4ポイント改善。
中国主導で輸出が回復基調にあることが明確となった。

一方で、米国向けも同46.3%減と2カ月連続で減少率が縮小した。
欧州連合(EU)向けは同45.4%減となり、昨年8月以来拡大していた減少率が改善した。
ロシア、中東向けも減少率が縮小に転じた。

輸出入品目をみると、輸出品目では自動車が前年同月比67.8%減と2カ月連続で減少率が縮小したほか、昨年8月からマイナスに転じた半導体等電子部品も同29.1%減と1月(同52.8%)を底に改善を続けている。
一方、輸入品目では、原粗油が同59.1%減、非鉄金属が同 69.6%減、液化天然ガスが同35.6%減だった。

日本銀行の白川方明総裁は25日の講演で、「最近では、国内景気の悪化は続いているものの、世界経済の持ち直しの動きを反映して、輸出や生産に明るい兆しが見られている」と指摘。日銀が同日公表した5月の金融経済月報は、輸出と生産について「大幅に落ち込んだ後、下げ止まりつつある」とし、先行きは「内外の在庫調整の進ちょくを主因に、下げ止まりから持ち直しに転じていく」との判断を示した。
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