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2月輸出は3カ月連続で過去最大の減少率更新 [経済指標]

2月の日本の輸出額は世界経済の後退に伴い3カ月連続で過去最大の減少率を更新した。
内需低迷や原油価格の急落を受けて原粗油を中心に輸入額が大幅に減少したため、貿易収支は5カ月ぶりに黒字に転換した。

財務省が25日発表した2月の貿易統計速報(通関ベース)によると、貿易収支(原数値)は824億円の黒字。
1月は過去最大の9569 億円の赤字だった。
輸出額は前年同月比49.4%減の3兆5255億円と5カ月連続で減少。
輸入額も同43.0%減の3兆4431億円と4カ月連続で減少し、2005年2月(3兆7622億円)以来の低水準だった。減少率は過去最大。

米国発の金融危機に端を発した実体経済の悪化が世界的に拡大していることを背景に、輸出は新興国を含む全地域で低迷。
中でも自動車や半導体など02年2月から07年10月まで続いた戦後最長の景気拡大局面で好調な輸出をけん引してきた主力品目が、前年度に比べて激減する異例の事態に陥っている。

輸出を品目別にみると、自動車が対前年比70.9%減少したほか、半導体など電子部品が同51.1%減、自動車の部分品が同60.8%減と大きく落ち込んだ。

輸入では、原粗油の輸入額が前年同月比64.7%減の4855億円と大幅に減少し、数量も同13.9%減の1895万キロリットルにとどまった。
世界的な燃料需要の減退に伴い、原粗油の輸入通貨単価が円建てで1キロリットル=2万5625円と対前年比で59.0%減少したのが要因。
このほか、非鉄金属が同70.8%減、石油製品が同67.8%減と不振が目立った。

輸出を地域別にみると、米国向けは自動車・同部品の大幅な減少が続き、前年同月比58.4%減と18カ月連続減。
昨年6月から9カ月連続で2けた台の減少が続いている。
欧州連合(EU)向けも同54.7%減と7カ月連続で減少し、いずれも過去最大の減少率を更新した。

アジア向けは、 半導体などの電子部品や鉄鋼が落ち込み、対前年同月比46.3%減 と5カ月連続で減少。
このうち中国向けは自動車やプラスチックなどの不振で同39.7%減と5カ月連続で減少した。
輸入が衣類などを中心に同41.1%減と大幅に落ち込んだため、対中国の貿易収支は6カ月ぶりに135億円の黒字に転換した。

その他の地域の貿易黒字額は対米国が対前年同月比79.0%減の 1462億円、対EUが同81.6%減の969億円、対アジアが同58.9%減の3757億円だった。

財務省と内閣府が23日発表した法人企業景気予測調査によると、1-3月期の国内企業の景況判断は、大企業・全産業ベースで2四半期連続して過去最低を更新。
製造業はすそ野の広い自動車や半導体などの減産の余波を受けて、全業種で下落幅が拡大した。

2月の自動車メーカー各社の世界生産は、トヨタ自動車が前年同月比53%減、ホンダは同43%減、日産自動車が同51%減など、輸出低迷で軒並み大幅な減産となった。

一方で、三洋電機は同日、今期(2009年3月期)連結業績予想につて、純損益を900億円の赤字と従来の利益ゼロから下方修正した。
世界経済悪化に伴う電池・電子部品などの収益低迷や、不採算の半導体事業のリストラ強化が響いたという。

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