11月の独Ｉｆｏ企業景況感

ドイツのＩｆｏ経済研究所が24日発表した11月の企業景況感指数（2000年＝100）は85.8と、1993年２月以来、ほぼ 16年ぶりの低水準に落ち込んだ。
世界的な金融危機がドイツの輸出需要への重しとなっていることが響いた。

10月の指数は90.2だった。

次回12月４日の政策委員会での思い切った利下げを欧州中央銀行（ＥＣＢ）に求める圧力が強まっている。
Ｉｆｏのエコノミスト、ゲルノート・ネルプ氏は、「ＥＣＢは100ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）でないとしても、少なくとも75ｂｐの利下げはするだろう」との見方を示し、利下げ幅がこれを「下回ることは想像し難い。企業は受注減少に直面しており、従って業績はさらに悪化する懸念がある」と語った。

11月の期待指数は77.6と、前月の81.4から低下し、東西ドイツが統一された1991年以来の最低水準となった。
現状指数は94.8と、同99.9を下回った。

ＥＣＢは10月８日以来の２回の利下げで政策金利を計１ポイント引き下げ3.25％とした。
ユーロ翌日物無担保金利加重平均（ＥＯＮＩＡ）フォーワードレートは、ＥＣＢが来週の政策委員会で政策金利を2.5％に引き下げるとの見通しを織り込んでいる。

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