ＮＺ４－６月期ＧＤＰ

ニュージーランド（ＮＺ）統計局が26日発表した2008年４－６月（第２四半期）の国内総生産（ＧＤＰ）は、前期比 0.2％減少した。
１－３月（第１四半期）の同0.3％減に続くマイナス成長で、過去10年で初のリセッション（景気後退）入り。
ＮＺ準備銀行が来月、政策金利を３年ぶり低水準に引き下げるとの観測が強まった。

ＮＺ準備銀は７月以降、景気てこ入れを目指して政策金利を合計0.75ポイント引き下げ、現在は7.5％としている。
７－９月（第３四半期）もマイナス成長が見込まれ、世界金融市場が再び混乱状態になるなかで、大部分のエコノミストは、準備銀が10月23日の次回政策決定会合での0.5ポイント利下げ、 12月の会合で４回目の利下げを実施する公算が大きいとみている。

ＪＰモルガン・チェース（シドニー）のチーフエコノミスト、スティーブン・ウォルターズ氏は「ＮＺ準備銀は10月に追加利下げを実施するだろう」と予測。
「９月の0.5ポイント利下げ以降、世界的に事態は大幅に悪化している。従って0.5ポイントでの利下げを続ける可能性もある」と述べた。

タグ：４－６月期 ＧＤＰ ＮＺ