ユーロ圏：９月のサービス業・製造業景気

ロイター通信によれば、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ（ＲＢＳ）が23日発表した９月のユーロ圏サービス業景気指数（速報値）は48.2と、前月の48.5から低下した。
製造業景気指数も45.3と同47.6を下回った。
信用市場の混乱が深刻化したほか、受注の落ち込みに伴い企業が生産を抑制したことの影響で、いずれの指数も４カ月連続で生産活動の拡大と縮小を分ける50を下回った。

サービス業景気指数と製造業景気指数を合わせた総合指数は47.0と、前月の 48.2から低下した。

ＢＮＰパリバのエコノミスト、ケン・ワトレット氏（ロンドン在勤）は、「９月の景気指数速報値は悪い内容で、ほぼ全体でリセッション（景気後退）に一致した活動を示した」と述べ、「製造業がサービス業に代わって弱さの中心となり、景気下降の早い段階でみられたパターンが変化した」と指摘した。

欧州債相場は統計発表後に上昇。ロンドン時間午前９時８分（日本時間午後５時８分）現在、独２年債利回りは前日比10ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝ 0.01％）低下の3.93％となった。

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