７月の英住宅価格

英住宅金融４位のネーションワイド・ビルディング・ソサイエティが31日発表した７月の同国の住宅価格は、前年比で約 20年ぶりの大幅下落となった。
銀行が住宅購入予定者への融資を抑制したほか、英経済がリセッション（景気後退）の危機に直面したことが影響している。

発表によると、７月の英住宅平均価格は前年同月比8.1％低下の16万9316 ポンド（約3620万円）と、少なくとも1991年以来で最大の下落となった。
同月の価格水準は2006年８月以来で最低。

ネーションワイドのチーフエコノミスト、フィオヌアラ・アーリー氏は発表資料で、「景気減速と住宅市場の軟調な地合いは、同市場が早期に回復しないことを示唆している」と指摘。
「英国のリセッション入りのリスクは現在、明らかに高まっている」との見方を示した。

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