SSブログ
スポンサーリンク
FX、外為のなかでもなじみの深いドル円で稼ぐため。 経済指標、要人発言、IMM(シカゴ筋)ポジション、くりっく365 為替売買動向、ポジション比率(外コム)など、ドル円のさまざまな情報を集めています。 トレードの参考にしていただければ幸いです。


5月経常黒字は3カ月連続で前年下回る [経済指標]

5月の日本の経常収支黒字額は3カ月連続で前年同月を下回った。
貿易収支は欧米向けの輸出が米景気減速の影響を受けて低迷するなかで、輸入は非鉄金属鉱物の価格下落などで1けた台の増加にとどまったことから7カ月ぶりに増加に転じた。
一方、所得収支の黒字幅は2カ月連続で縮小した。

財務省が10日発表した国際収支状況によると、5月の経常収支黒字額は前年同月比5.9%減の2兆6億円となった。
このうち、貿易収支の黒字額は同6.3%増の5294億円。所得収支の黒字額は同12.6%減の1兆5650億円となった。

経常収支を構成する貿易収支と所得収支の2本柱のうち、貿易収支は原油高に伴い輸入額が増加。
輸出額は米景気後退懸念が強まるなかで米国向けの減少が続いており、欧州向けも鈍化傾向にある。
加えて、円高に伴う輸出収入の減少も響いている。また、資産残高の増加によって拡大基調が続いていた所得収支の黒字額は、4月には10カ月ぶりに黒字幅が縮小している。

みずほ総合研究所の太田智之シニアエコノミストは発表前のリポートで、「円高による輸出価格の低下と資源高による輸入価格上昇を受けて、貿易黒字の前年割れが続く」と予想。さらに「所得収支の黒字幅も海外資産の収益率低下を受けて縮小する」との見方を示した。

5月の貿易収支は輸出額が前年同月比4.2%増の6兆5045億円だったのに対し、輸入額は同4.0%増の5兆9752億円だった。
また季節調整済みでみると、5月の経常黒字額は前月比34.6%増の2兆327億円、貿易黒字額は同25.7%増の8761億円だった。

財務省が6月に発表した5月の貿易統計速報(通関ベース)では、原油価格の高騰が輸入額を押し上げた一方で、輸出額は米国向けが9カ月連続で減少したほか、EU向けも2005年10月以来2年7カ月ぶりに減少。
貿易黒字額は前年同月比7.6%減の3656億円と3カ月連続で減少した。

一方で、原油価格高騰の影響で2けた台の増加が続いていた輸入額は、4カ月ぶりに1けた台の伸びにとどまった。
ステンレス鋼の原材料となるニッケルの輸入量がマンガンへの代替進行で減少傾向にある中、一時急騰していたニッケル価格が下落したことで反動減となった。

nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 0

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。